「家族の会」は当事者や家族などが集まり、交流する場所です。全国の介護家族や専門職など、約11,000人の仲間がいます。

こんにちは、認知症の人と家族の会石川県支部です。

家族の会は仲間づくりを大切に、仲間や支援者とつながり孤立することなく、認知症とともに生きることを目標に1980年に結成されました。

現在では全都道府県に支部ができ、認知症本人や家族だけでなく、医療・介護の専門家や市民の人たちも広く参加しています。

認知症とともに生きる石川県内のみなさまと交流し、活動を広げていければと思っています。ぜひご相談やお悩みなどお寄せください。

【2026 新春講演会(つどい)の報告】

 例年1月の新春のつどいは、会員の交流と英気と一年の活力を養うため、音楽や紙芝居などのお楽しみ会をしていましたが、今年は「診断が困難な『意味性認知症』の夫と共に歩んだ15年間の記録」と題した講演会&勉強会を開催しました。大雪の予報が出ており開催が危ぶまれましたが、ゲストの島内美加さんも新潟県糸魚川市から予定どおり来沢くださり、参加者32名とともに大変貴重な時間をわかちあうことができました。以下、参加いただいたみなさんからの感想を一部ご紹介します。

報告いただいた概要/◎日常の違和感から始まり、診断に至るまでに複数の医療機関を受診されたこと。◎病名が確定するまでに時間を要し、理解を得ることの難しさがあったこと。◎主治医と職場の理解により、可能な範囲で就労を継続できたこと。◎夫婦で旅行に出かけるなど、「今できること」を大切にして過ごされたこと。◎制度や支援について情報を集め、障害年金や介護保険につなげていったこと。◎行方不明の経験を通して、命を守るための備えについて考えるきっかけとなったこと。など、このほかにも、暮らしの中で直面してきた出来事や、支援や制度との向き合い方、家族としての思いなどさまざまなお話しがありました。

2007年、夫が53歳の時に進行した若年性アルツハイマー型認知症と診断される。その後大学病院で詳しく検査し、指定難病「意味性認知症」と診断された。診断後、「住宅ローンはどうなるのか」「病気はどんなふうに夫を変えてしまうのか」「仕事はどうなるのか」と途方に暮れる毎日を過ごした。2012年、夫は休職し2年後に定年退職した。その後自宅で暮らしていたが、2022年4月26日家族に見守られ天国に旅立った。享年68歳であった。この病気は診断が困難で情報が少ないため、周囲に理解を得ること、サービスを利用することも困難だった。その経緯について書き残したブログの記録を、必要とされる方に役立てたいと、少しずつ情報発信を始めている。糸魚川市で若年性認知症の人と家族の交流会「さくらクラブ」を仲間とともに3カ月に1回開催し、本人や家族、専門職が語り、つながる場をつくっている。